今日も晴天ですが、関東甲信越地方は今日から梅雨入りだそうです。 これからは現場が天気によって工期が左右され、雨養生の気遣いも更に増し、 現場監督も神経をつかう季節となったわけです。   さて久しぶりに建築の話しを。 ZEH(ゼッチ)ご存知の方も多いと思いますが、簡単にご説明しますと2013年に閣議決定され た日本再興戦略の中の一つで、ネット・ゼロ・エネルギー化を図ると謳われているようです。 ZEHとは1年間のエネルギー消費が正味ゼロである住宅のことです。 正味ゼロはエネルギーをまったく使わないということではなく、消費しているエネルギー量と 太陽光発電などによって創出されたエネルギー量が、差し引きでおおむね0、または0以下の マイナスになるという意味です。 2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー ハウス)の実現を目指すようです。   国の指針であり、省エネ住宅の実現であり、エネルギー消費を抑えることは大切なことです。 その為には補助金も準備し、ある意味内需拡大にも繋がるのでしょうが、腑におちません。 例えば、太陽光を設置しなければならないので屋根の形状は自ずと限られます。 効率を考えれば片流れの屋根になるでしょう。。。。 設計士、デザイナーは自由に屋根の形状も考えられない、選べない住宅を今後作り出さ なければなりません。エネルギー消費を抑えるためには仕方ないのでしょうか? エネルギー消費を抑えるのなら、原子力発電はもちろん火力発電も止め、風力発電等を 普及させることが先ずは先決ではないでしょうか。 それも国や地方、自治体が三位一体ならなければ進まない事案です。 個人の所有する住宅なら実現しやすいのでしょうし、ZEHが普及すると個性豊かな 住宅は減少し、変化のない住宅が立ち並ぶのでしょうね。。。。。 ZEH否定派ではありませんが、本来の建築が失われて行くことに不安を感じます。 日本の伝統的な入母屋造りは更に減少するでしょう。。。。 本当にこれで良いのですかね、、、、残念でなりません、、、、 ではまた。   空間・ライフスタイルから考える家づくり」 thinks/㈱翼創建 http://www.tsubasasouken.co.jp        .
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