
この記事では、注文住宅のおすすめ設備14選を紹介します。
玄関やキッチン、水まわりなど、それぞれの空間で日々の使いやすさや快適さを高める設備にはさまざまな選択肢があります。
便利な機能に目が向く一方、どこまで取り入れるかの判断が難しくなることも少なくありません。設備にこだわるほど、予算が膨らんでしまうのもよくある悩みだといえるでしょう。
この記事では、注文住宅の設備を決めるにあたって、予算オーバーしたときの対処法についてもまとめています。注文住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】 ● 注文住宅の玄関・外構におすすめの設備3選 ● 注文住宅のキッチンにおすすめの設備4選 ● 注文住宅のお風呂・トイレにおすすめの設備4選 ● 注文住宅の居室におすすめの設備3選注文住宅の設備で予算オーバーしたときの対処法 ● 注文住宅の充実した設備ならMiele |
注文住宅の玄関・外構におすすめの設備3選

ここでは、注文住宅の玄関・外構におすすめの設備3選を紹介します。
- 電子錠(スマートドア)システム
- 人感センサー付き照明
- 宅配ボックス
毎日出入りする玄関まわりや外構には、使いやすさと安心感のある設備を選びたいところです。注文住宅ならではの自由度を活かして、暮らしの質をぐっと高めましょう。
電子錠(スマートドア)システム
鍵を使わずにドアを開けられる電子錠は、毎日の出入りをスムーズにしてくれます。
暗証番号やスマホ、カードキーなどで操作できるため、鍵を取り出す必要がなく、両手がふさがっていても、サッと玄関を開けられます。
また、鍵の紛失リスクがないのも安心できるポイントです。設備によっては、家族の帰宅時間を確認できる機能もあり、見えないところでの安心感にもつながります。
暮らしのストレスを1つ減らしてくれる、実用性の高い設備です。
人感センサー付き照明
人感センサー付き照明は、玄関での動きを感知して自動で点灯・消灯してくれます。遅い時間帯の帰宅でも、足元や鍵穴をすぐに照らしてくれるので、安全で使いやすい環境が整うでしょう。
スイッチを押す必要がないため、荷物を持っているときや小さな子どもと一緒でも安心です。
照明の消し忘れもなくなるため、省エネにもつながります。
宅配ボックス
宅配ボックスがあると、不在中でも荷物を確実に受け取れます。再配達の手間が省けるうえ、配達時間を気にせず外出できるのは大きなメリットです。
共働きの家庭や忙しいライフスタイルの方には特に便利で、近年では標準装備とする住宅も増えています。
また、非対面で荷物を受け取れる点でも、安心感があります。外構に1つ設けるだけで、生活全体のスムーズさが変わってきます。
注文住宅のキッチンにおすすめの設備4選

ここでは、注文住宅のキッチンでおすすめの設備を4つ紹介します。
- IHクッキングヒーター
- 食器洗い乾燥機
- パントリー収納
- タッチレス水栓(多機能水栓)
キッチンは、使いやすさと衛生性の両立が求められる空間です。日々の料理や片付けの手間を軽くし、作業効率を高めるためには、設備の選び方が大きく影響します。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは火を使わずに調理ができるので、安全性の高い加熱機器として広く採用されています。
表面がフラットな構造で、吹きこぼれや油汚れも軽く拭くだけで掃除がしやすく、キッチンを清潔に保ちやすいのも特徴です。
また、加熱中でも本体の周囲があまり熱くならないため、子どもがいる家庭でも安心感があります。
タイマー機能や温度管理のしやすさも相まって、調理を効率よく進められる点も魅力です。
食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機は、食後の片付けの負担を軽減してくれる便利な設備です。ボタン1つで洗浄から乾燥までを自動で行えるため、毎日の家事にかかる時間を大きく短縮できます。
手洗いと比べて使用する水の量も少なく、節水効果があるのもポイントです。高温で洗浄されるため衛生面にも優れており、特に共働きや子育て中の家庭で重宝されています。
キッチンにビルトインすれば、スペースもすっきりまとめられるでしょう。
パントリー収納
パントリー収納は、調味料や保存食品、調理器具などをまとめて収納できるスペースです。
キッチン本体とは別に収納を確保することで、調理台まわりが散らかりにくくなり、作業効率のよい環境が整います。
ストック品を1箇所にまとめられるので、買い忘れや二重購入も防ぎやすくなります。
ただし、ある程度のスペースが必要となるため、他の設備とのバランスを考えて配置を検討することが大切です。
タッチレス水栓(多機能水栓)
タッチレス水栓(多機能水栓)は、センサーに手をかざすだけで水を出したり止めたりできる、非接触タイプの水栓です。
調理中に手が汚れていても水栓に触れずに操作できるため、衛生的でキッチンまわりが汚れにくくなります。水を無駄に出し続けることもなく、節水効果も期待できます。
モデルによっては、浄水機能やシャワー切り替え機能、ホースを引き出せるタイプなどもあり、自分の使い方にあわせた機能を選べます。料理のしやすさを高めたい人におすすめです。
注文住宅のお風呂・トイレにおすすめの設備4選

ここでは、注文住宅のお風呂・トイレにおすすめの設備を4つ紹介します。
- 浴室乾燥機
- 手洗いカウンター
- タンクレストイレ
- 2階トイレの設置
お風呂やトイレは毎日使う場所だからこそ、清潔さと使いやすさを意識した設備選びが重要です。
浴室乾燥機
浴室乾燥機は、浴室内の湿気を取り除き、洗濯物の室内干しにも対応できる便利な設備です。梅雨や冬など外干しが難しい時期でも安定して洗濯物を乾かせるのが大きなメリットです。
さらに、浴室内をしっかり乾かせるのでカビの発生を抑える効果も期待できるでしょう。
冬場は浴室を温める機能も役立ち、ヒートショックの予防にもつながります。季節や天候に左右されず、清潔な浴室を保ちたい家庭に適した設備です。
手洗いカウンター
手洗いカウンターは、洗面ボウルと作業スペースが一体になった使いやすい設備です。幅広のタイプであれば、複数人が並んで使えるため、朝の忙しい時間帯にも便利です。
また、収納スペースが一体化したモデルなら、日用品や化粧品をすっきり整理でき、洗面所まわりが散らかりにくくなります。
家族構成や生活スタイルにあわせてサイズや収納力を選ぶことで、日々の使い勝手が大きく変わります。
タンクレストイレ
タンクレストイレは、タンクを省いたすっきりとしたデザインが特徴のトイレです。空間を広く使えるため、限られたスペースでも圧迫感がなく、余裕のあるレイアウトが実現できます。
また、凹凸が少なく掃除がしやすいため、清潔な状態を保ちやすいのも魅力です。最近のモデルでは、節水性能や温水洗浄機能、脱臭機能などが備わっていて、快適さも充実しています。
トイレの見た目と、機能の両方を重視したい人に適しています。
2階トイレの設置
2階にもトイレを設けておくと、生活の中で感じる少しの不便さが軽減できるでしょう。特に、寝室が2階にある場合、夜中に1階まで降りる必要がないため、寒い季節でも安心です。
また、朝の支度が重なる時間帯や来客時にもトイレの使い分けができ、家族全員がストレスなく過ごせます。
2階にトイレを増設する分、掃除や維持管理の手間は増えますが、使い勝手のよさを重視する家庭にとっては導入を検討する価値のある設備です。
注文住宅の居室におすすめの設備3選

ここでは、注文住宅の居室におすすめの設備を3つ紹介します。
- 床暖房
- ウォークインクローゼット
- コンセントの追加
居室は、日常生活の大半を過ごす場所です。使い勝手の良さはもちろん、快適性や暮らしやすさを支える設備を取り入れることで、住まい全体の満足度が高まるでしょう。
床暖房
床暖房は、足元から部屋全体を効率良く温める暖房設備です。風を出さないため、空気が乾燥しにくく、ホコリが舞い上がることもありません。
暖房器具を置かずに済むため、部屋を広く使えるのもメリットです。スイッチ1つで操作でき、掃除の手間もかかりません。
小さな子どもがいる家庭でも安全に使えることから、快適性と安心感の両面で評価されています。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは、人が中に入って使える大容量の収納スペースです。
衣類や季節物、家族共有の持ち物などをまとめて管理できるため、各部屋の収納に余裕が生まれ、居室をすっきりと使いやすく保てるでしょう。
収納するモノの量や種類に応じて棚やハンガーパイプなどを配置することで、より効率的に使える空間になります。
タンスも置かずに済むので、家具の数や片付けの手間を減らしたい人に向いています。
コンセントの追加
注文住宅で暮らし始めてから、「思ったよりもコンセントが足りなかった」と感じるケースは少なくありません。
スマートフォンや家電製品の数が増えた昨今、最初の計画段階で多めに設けておくと後悔しにくくなるでしょう。
コンセントは、使用頻度の高い場所や家具の配置を想定しながら、位置と数を考えることがポイントです。施工時の追加コストも低いため、余裕を持たせておくのがおすすめです。
注文住宅の設備で予算オーバーしたときの対処法

ここでは、予算オーバーを防ぐための現実的な対処法を3つ紹介します。
- グレードを下げる
- 本当に必要な機能かを再検討する
- 設備の配置を見直す
注文住宅は自由度が高い分、設備や仕様にこだわるほど予算が膨らみやすくなります。
希望をすべて詰め込むのではなく、優先順位を付けて調整することが、満足度の高い家づくりにつながります。
グレードを下げる
設備のグレードを少し下げるだけでも、全体のコストを抑える効果があります。
たとえば、浴室乾燥機の暖房機能を省いたり、床暖房を電気式に変更したりなど、実用性を保ちながらコストダウンも図れます。
特に、使用頻度が低い設備や、後から交換が可能な設備については、過度なスペックにこだわらず、標準仕様で検討するのもよいでしょう。
重要なことは、どこに予算をかけるかを見極めることです。
本当に必要な機能かを再検討する
設備を見直す際には、「現在の暮らしに必要かどうか」を判断することが大切です。
たとえば、宅配ボックスは将来的に追加できる設備で、パントリーや床暖房は取り入れなくても生活できるケースがあります。
「あったら便利」と「なくては困る」をしっかり分けて考えることで、必要性の高い設備に予算をかけられるでしょう。
設備の配置を見直す
設備の内容だけでなく、配置の工夫によってもコストを調整できます。たとえば、アイランド型のキッチンを壁付けに変更することで、施工費を抑えることが可能です。
また、同じ機能を持つ設備でも設置場所や、組み合わせ次第で使いやすさが変わることもあります。
設計の段階から設備の位置を見直すことで、無理のないコスト配分と実用性の両立がしやすくなるでしょう。
注文住宅の充実した設備ならMiele(ミーレ)

高性能な設備を取り入れて、暮らしの質をさらに高めたいと考える方には、ドイツ生まれのプレミアム家電ブランド「Miele(ミーレ)」がおすすめです。
翼創建は、正規代理店として「Miele Shop 群馬」を運営しており、製品選びから設置工事、アフターサポートまで一貫したサービスのご提案が可能です。
ミーレではキッチンやランドリー、掃除に関する製品が豊富に揃っています。以下は代表的な製品とその特徴です。
製品 | 特徴・機能 |
食器洗い機 | 大容量・高洗浄力・豊富なプログラム。予洗い不要で、繊細なワイングラスにも対応。 |
オーブン | スチーム機能付きや電子レンジ一体型も。使いやすさと均一な焼き上がりが特徴。 |
IH・電気クッカー | 美しいデザインと調和する操作性。他の機器と組み合わせやすく、空間に統一感をもたらす。 |
コーヒーマシン | 本格的な一杯が自宅で楽しめるビルトイン型。スタイリッシュな外観も魅力。 |
洗濯機・乾燥機 | ハニカムドラムで衣類をやさしく洗い上げ、ふんわりと乾燥。耐久性と仕上がりに定評あり。 |
掃除機 | 高性能フィルターと強力な吸引力で、空気までクリーンに。家具や天井まで対応可能。 |
キッチンやランドリールームといった日々の家事空間に、機能性と美しさを兼ね備えたミーレ製品を取り入れることで、住まい全体の快適性を大きく高められます。
実際に、Mieleを取り入れた施工事例からも、その魅力を感じ取れます。
<施工事例>

※出典:自然に溶け込む、ミーレのある暮らし(前橋市)|thinks 翼創建 – 群馬・栃木のデザイン住宅・注文住宅
この施工事例は、周囲の自然に溶け込む落ち着いた外観が特徴的です。
内装には円形のダイニングテーブルや、間接照明、ペンダント照明など、生活を豊かにする工夫を多く取り入れています。
家電は大容量の食洗機などミーレ社の製品を採用し、機能性も充実した住空間を実現しました。
注文住宅の設備は予算やライフスタイルにあわせて選ぼう

注文住宅では、設備の選び方1つで暮らしの快適さが大きく変わります。
玄関やキッチン、水まわり、居室など、空間ごとに適した設備を検討することが家づくりの満足度につながります。
一方、設備の要望を取り入れすぎると予算オーバーしてしまうリスクもあるため、自分たちのライフスタイルに本当に必要なものを見極める視点も重要です。
機能とコストのバランスを意識しながら、将来の暮らしまで見据えた設備選びをしていきましょう。