家づくり

注文住宅の資料請求(カタログ請求)をする方法は?メリットや注意点も

投稿日:2025年6月20日

注文住宅の資料請求(カタログ請求)をする方法は?メリットや注意点も

この記事では、注文住宅の資料請求の方法、メリットやデメリットなどについて解説します。

「資料請求をする方法はいくつある?」「資料請求をすることでメリットはあるの?」「電話が多くなるのでは?」と気になっている人は少なくありません。

資料請求をする方法は、住宅展示場や公式サイトなどさまざまです。特典がついていることもあり、家づくりの流れや資金計画、サイトでは紹介していないことも掲載されているでしょう。

また、対面と異なり24時間いつでも請求できることがほとんどで、時間がない人にとっても非常に助かる手段だといえます。

【この記事でわかること】
資料請求をする方法資料請求をするメリット
資料請求のデメリット・注意点
資料請求するときのポイント

注文住宅の資料請求(カタログ請求)をする主な方法

注文住宅の資料請求をする主な方法として、以下が挙げられます。

一括請求サイトを利用して入手する

注文住宅の資料を効率よく集めたい人には、一括請求サイトの活用が便利です。

複数のハウスメーカーや工務店、不動産ポータルサイトの資料を一度に取り寄せることができ、比較検討がスムーズに進みます。

特に、家づくりを始めたばかりで具体的な業者が決まっていない場合には、多様な選択肢を知る手段として有効です。時間や手間をかけずに情報収集できるのは大きなメリットでしょう。

ただし、一括請求サイトに掲載されていない企業も存在します。特定のメーカーに興味がある人や、地域密着型の工務店などに情報を求めている場合は、サイトに登録されているかどうかを事前に確認するのが重要です。

公式サイトから入手する

注文住宅の資料は、住宅会社の公式サイトから直接請求することも可能です。

公式サイトに直接請求すれば、最新かつ詳細な情報を正確に得られるでしょう。住宅会社の公式ページでは、施工事例や構造の特徴、間取りプランなどが豊富に掲載され、資料請求とあわせてじっくり比較検討できるため、より具体的なイメージが掴めます。

また、オンラインフォームの入力だけで資料請求が完結するケースが多く、手続きも簡単です。

公式サイトからの請求は、特定の住宅会社に興味を持った段階で活用するのに適しており、信頼性の高い情報を得ながら納得のいく選択を進められるでしょう。

住宅展示場(モデルハウス)に出向いて入手する

注文住宅の資料を請求する方法として、住宅展示場(モデルハウス)に出向いて入手することも可能です。

住宅展示場は、資料で伝わりにくい空間の広がりや素材の質感などを、実際に見て触れることで具体的にイメージできる機会になります。スタッフからも直接説明を受けられるため、建築仕様や標準装備、費用感などについてその場で疑問を解消できるのも大きなポイントです。

展示場で入手できる資料は、会社ごとに工夫が凝らされており、施工事例や設計の考え方がわかりやすく整理されています。

こうしたリアルな情報に触れることで、自分たちの理想の住まいに近づくヒントを得ることができるでしょう。

注文住宅の資料請求(カタログ請求)をするメリット

注文住宅の資料請求をするメリットはいくつかあるため、以下の順で解説します。

前もって複数社を比較検討できる

注文住宅の資料請求を行う最大のメリットの1つとして、複数の住宅会社を事前に比較検討できる点が挙げられます。各社のデザインや構造、標準仕様、対応エリアなどを客観的に見比べられ、選択の幅が広がるでしょう。

たとえば、同じような間取りでも設備のグレードや坪単価に違いがあるケースは少なくありません。資料には、施工事例や会社ごとのこだわりが明記されており、価格やデザインの傾向も把握しやすくなっています。

情報を先に把握しておくことで、無駄な見学や商談を避け、自分たちに合う住宅会社と効率的に出会えます。

家づくりを成功させる第一歩として、比較検討の機会を得られることは非常に有益です。

対面せずにゆっくり確認・検討できる

注文住宅の資料請求は、対面での営業を受けずに自分のペースで家づくりの情報を確認できる点が魅力です。

展示場や打ち合わせに行く前に、まずは落ち着いて各社のコンセプトや施工事例を見比べられるため、「じっくり検討したい」「営業が苦手」という方にもおすすめです。

誰にも急かされることなく、必要な情報だけを取捨選択しながら進められるので、納得のいくマイホーム計画に近づけます。

自宅にいながら24時間いつでも請求できる

注文住宅の資料請求は、住宅会社の担当者と直接会うことなく、自宅でゆっくりと内容を確認・検討できる点が魅力です。これは、自分のペースで情報収集を進めたい人や、いきなりの営業に抵抗がある人にとって、非常に便利な手段だといえます。

カタログには、住宅の間取りやデザインの特徴、性能や設備などの情報が網羅されており、家族と相談しながら落ち着いて比較できます。対面では聞きにくいことも、事前に内容を把握しておけば、後から質問を整理しやすくなるでしょう。

このように、非対面で情報を得られることで、心理的なプレッシャーを感じることなく、安心して家づくりを進めることができます。

さまざまな特典を得られるケースがある

注文住宅の資料請求では、会社によって特典が付くこともあります。

住宅会社は、より多くの人に情報を届けるために、資料請求のハードルを下げる施策として特典を用意している傾向にあります。具体的には、クオカードや図書カードといったギフト券、家づくりに役立つ小冊子や間取り集などです。

もちろん、すべての会社が特典を提供しているわけではありませんが、複数社を比較する中で、思わぬ形で役立つ情報やサービスを得られる可能性があります。

なお、翼創建では資料をご請求いただくと公式ホームページには掲載されていない施工事例集(間取り付)をお送りしております。家づくりの具体的なイメージを固める手段として、ぜひご活用ください。

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注文住宅の資料請求(カタログ請求)をするデメリット・注意点

注文住宅の資料請求にはメリットが多い反面、以下のようなデメリットや注意点もあります。

上記は基本的に対策することで回避できることが多いので、事前に把握したうえで対応を進めましょう。

判断に迷う要因となる場合がある

注文住宅の資料請求を過多に行うと、かえって判断が難しくなることがあります。なぜなら、各社によって異なるデザインや特徴があり、情報が増えるほど選択肢が広がって絞り込みに時間がかかってしまうからです。

たとえば、同じ価格帯でも間取りやデザイン、断熱性能、標準設備に違いがあり、どれを優先するべきか迷ってしまうでしょう。

情報が多すぎると判断軸がぶれてしまい、本来の希望条件を見失ってしまうこともあるため注意が必要です。

資料請求をする際は、事前に自分たちの理想や優先順位を整理しておくことで迷いを減らし、スムーズな選択につなげることができます。

予算オーバーのきっかけになる場合がある

注文住宅の魅力的な資料を見ているうちに、予算以上のプランに惹かれてしまうことがあります。これは、資料に掲載されている施工事例や高性能設備が理想を刺激し、当初の予算よりもグレードアップした仕様を検討したくなる心理が働くためです。

しかし、カタログに掲載されている住宅はオプションが含まれていることも多く、標準仕様とは異なる点に注意が必要です。

こうしたギャップに気づかず進めてしまうと、打ち合わせの段階で予算オーバーとなる設計になってしてしまい、住宅ローンや生活費に影響が出るおそれもあるでしょう。

資料請求の段階でも、現実的な資金計画を念頭に置いておくことが大切です。

頻繁に電話が来るケースがある

注文住宅の資料請求後、住宅会社から頻繁に電話がかかってくることがあり、負担に感じる人もいます。

会社側は顧客との接点を早めに持ちたいと考え、ヒアリングや見学案内を提案するために連絡を取るケースが多い傾向にあります。

特に一括請求を利用した場合、複数社から同時に連絡が来る可能性もあり、日中に何度も着信があると煩わしさを感じることもあるでしょう。

対策としては、フォーム入力時に「メールでの連絡を希望」と明記したり、必要な情報だけに限定して請求したりなど、意図を明確に伝えることが効果的です。

事前の工夫によって、不要なストレスを避けながら情報収集を進めることができます。

請求時に担当者が決まるケースがある

注文住宅の資料請求で、住宅会社の担当者が決まってしまう場合があることも注意が必要です。

住宅会社の中には、最初の問い合わせ情報をもとに営業担当をアサインし、以降の相談や打ち合わせも基本的にその担当者を通じて行う体制をとっているところもあります。

一度決まった担当者が自分に合わないと感じた場合でも、変更を申し出づらい雰囲気があることもあるでしょう。

担当者との相性は家づくりの満足度に大きく影響するため、早い段階で信頼できるかどうかを見極めることが大切です。資料請求後のやり取りを通じて、コミュニケーションの印象や対応力もチェックしておくと安心です。

注文住宅の資料請求(カタログ請求)をするときのポイント

注文住宅の資料請求をするときのポイントを以下の順で解説します。

希望条件や優先順位を明確にしておく

注文住宅の資料請求前に、自分たちの希望条件や優先順位を整理しておくことが重要です。

何を基準に住宅会社を選ぶかを明確にしないと、資料の内容に圧倒されて判断に迷ってしまうケースもあります。「平屋にしたい」「二世帯住宅を検討している」「自然素材を使いたい」など、譲れない条件をあらかじめリストアップしておけば、カタログに掲載された情報を的確に評価できるでしょう。

また、デザイン重視なのかコスト重視なのかといった優先順位を意識することで、会社ごとの強みと相性が良いかも可視化しやすくなります。

事前準備をすることで、限られた情報の中でも自分にあった住宅会社を見つけられるでしょう。

あらかじめ資金計画を立てておく

注文住宅の資料請求前に、少しでも資金計画を立てておくことが大切です。

予算の目安がわからないまま住宅情報を集めると、現実とのギャップに戸惑ってしまうリスクがあります。資料には、高グレードな仕様や高品質な設備が紹介されていることが多く、気づかないうちに理想が膨らみやすくなります。しかし、住宅ローンの返済額や生活費とのバランスを考えた現実的な予算がないと、後悔の残る選択になってしまうこともあるでしょう。

資料請求前に建築費や諸費用、ローンの借入可能額などを試算しておくことで、自分たちの条件にあった住宅会社を無理なく選ぶことができます。

会社の強みやアフターフォローの充実度をチェックしておく

注文住宅の資料請求時には、各社の強みやアフターフォロー体制にも注目しましょう。

「家づくりは完成して終わり」ではなく、住んだ後のサポートが安心できるかどうかも重要な要素です。たとえば、以下のような強みは住宅の完成後も安心して暮らせるきっかけになります。

  • 耐震構造に特化している
  • 自然素材にこだわっている
  • 土地探しから一貫してサポートしている など

また、定期点検や保証期間、トラブル時の対応力なども重要なポイントです。

アフターフォローの充実度は、住み始めてからの安心感や満足度を大きく左右します。資料の情報や公式サイトの内容を確認し、自分にあっているかどうかを見極めましょう。

手当たり次第に資料請求をしない

家づくりの依頼先を効率よく検討するためには、むやみに多くの会社へ資料請求するのは避けた方がよいでしょう。なぜなら、資料が多すぎると情報の整理が難しくなり、比較に時間がかかってしまうからです。

また、複数の会社から連絡が頻繁に来ると、かえってストレスを感じることもあります。資料請求は「とりあえず全部取り寄せる」のではなく、あらかじめ条件を整理し、気になる数社に絞って行うのが効果的です。

必要な情報だけを効率よく集めることで、冷静な判断がしやすくなり、検討の質も高まります。

選択肢を増やすことよりも、自分たちにあった情報に集中することが成功の近道です。

注文住宅の資料請求(カタログ請求)で家づくりのイメージを固めよう

注文住宅の資料を請求をすることで、家づくりの流れや資金計画、希望の間取りなどがより現実的になります。

家を建てるかどうか悩んでいる人でも、資料請求で得られる情報や気づきは多く、将来の住まいづくりに役立つヒントとなるでしょう。

また、資料請求で得た知識をもとにビルダーに相談することで、より具体的に家づくりの流れや資金計画などを立てることが可能です。

翼創建では丁寧なヒアリングを重視しており、ご要望に合わせてプランをご提案いたします。

>>翼創建(thinks)へのご来店予約はこちら

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